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大関・貴景勝 (注射と)酸素カプセルでケガを治す!
ケガと高気圧酸素療法
先日のYahooニュースを巡回していたら
気になる記事を発見したのでご紹介します
【リンク:スポニチ「貴景勝 8日目から再出場、右膝に注射&酸素カプセルで驚異の回復」】
右膝の故障
大関・貴景勝は夏場所4日目(5/15)に小結・御嶽海との一番で
右膝の内側側副靭帯を損傷し、5日目から休場していたのですが
8日目から再出場する。
という内容の記事です。
スポーツ選手からすると生命線ともなる膝関節のケガですが、
膝関節は平地を歩いているだけでも3~8倍の負荷がかかっており
60キロの人であれば180~480キロの負荷に耐えなければなりません。
そのため「内外の半月板」「内外の側副靭帯」「前後の十字靭帯」など
多数の組織から成り立ち、非常に頑丈かつデリケートな関節です。
中でも内側側副靭帯は損傷の頻度が高く、
膝がつま先よりも内に入る ニーイン・トゥアウト(Knee-in, Toe-out)の状態や
変形性膝関節症で傷みやすい部分です。
今回、貴景勝関は膝への注射(炎症を抑える痛み止め?)の後に
腫れが引いたため再出場という事ですが、
恐らく一時的に炎症・組織内出血が落ち着いただけでまだまだ安心できない状態です。
一施術家としてはしっかりと施術・リハビリに専念し再発の防止をした方が・・・
と考えてしまいます。
ケガと酸素カプセル
と、前置きを長々と書きましたが
実際私が注目したのがその後の部分です。
【高気圧酸素カプセルを導入するなど、急ピッチで土俵に上がる準備を進めている】
ここです( ・´ー・`)
過去にデビッド・ベッカム選手がW杯前に骨折し施術に用いられたことで有名になった
「酸素カプセル」
(↑えにし堂の高気圧酸素ルーム)
酸素カプセルの導入で今回のケガも回復が早かったとのこと!
人の身体は「酸素」を主体とした「クエン酸回路(TCAサイクル)」によって
エネルギー(ATP)が産生されています。
高気圧酸素カプセルは高気圧状態で高濃度酸素を吸入することで
エネルギー産生を促進し、毛細血管の先まで酸素やエネルギーを送ることがでるので
自然治癒力を高め、ケガを早く治す事が出来ます。
また、最近では疲労回復やケガの早期治癒の他に
抗がん剤投与後のケアや予防、血流改善による認知症の予防、歯周病菌の殺菌、
などに効果があると発表され、ますます注目を浴びるようになりました。