ブログ

カテゴリー

ストレッチはりきゅう施術予防五十肩整体症状紹介肩こり

四十肩・五十肩になった時の対処法について

こんにちは!

骨盤の歪みから様々な悩みを解決する

えにし堂鍼灸整骨院の福井です^^

 

先日四十肩の対処法についてご質問頂いたのでこの場を借りてお応えしたいと思います。

 

四十肩・五十肩について

まずは四十肩・五十肩についての説明をいたします。

肩関節は可動域が広く、沢山の靭帯や軟骨・滑液包で支えられています。

40代・50代になると肩関節を支えるそれらの組織が固まったり炎症を起こし

肩の痛みと可動域制限(腕が上がらない、お尻のポケットに手が回らない等)が出現します。

この「肩関節が動かすと痛くなる」症状を総称して四十肩・五十肩といいます。

医学的には打撲・骨折・感染症などの明らかな原因がはっきりしない物

「肩関節周囲炎」といいます。

四十肩・五十肩は病名では無く、俗称だったんです^^

ちなみに「肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)」は時期により

急性期・慢性期・回復期に分けられます。

それでは、1つずつ「特徴・対処法・鍼灸整骨院で出来ること」をご紹介いたします。

 

1.急性期(炎症期)の四十肩・五十肩

1-1.特徴

急性期は強い痛みが特徴です。

発祥から2週間~1カ月間と個人差がありますが

腕を垂らしていても肩関節に強い痛みが現れることがあります。

この痛みは肩関節の靭帯や滑液包に炎症が発生していることがあるので

患部に熱がこもっている場合があります。

痛いながらも動かそうと思えば腕は上がるのですが

無理に運動をしてしまうと余計に痛くなりますので安静が一番です。

1-2.対処法

痛みが強い場合はアイシングで冷やしたり

三角巾で腕を吊るのがおすすめです。

この時期にあまりストレッチや体操をすると余計に痛みが増し

この後の慢性期が長引きます。

また、夜間痛がある場合は「石灰化沈着」といって

関節周りに石灰(カルシウム)が沈着している場合がありますので

この場合は病院へ行かれることをお勧めします。

1-3.鍼灸整骨院で出来ること

急性期は安静なので病院では湿布くらいしか対処法がないのが事実です。

(リハビリなども出来ないため)

私は鍼灸師なので鍼灸による鎮痛・除痛が一番お勧めします。

次に整体などですが、この時期はあまり患部を直接マッサージなどができないため

遠隔治療(肩に対して腕などから筋肉をほぐす)が可能です。

何にしても、急性期の間にしっかりと処置ができている場合は慢性期以降の

関節の固まり(凍結肩)を軽減し、可動域制限を抑えることが出来ます。

何事も最初が肝心です^^b

2.慢性期(拘縮期)の四十肩・五十肩

2-1.特徴

痛みだして半年程度たったものを慢性期といいます。

急性期と比べると痛みは軽減しますが、反対に肩が動かしにくくなります。

この状態を凍結肩(フローズンショルダー)といいます。

無理に動かそうとすると固くなった肩関節周りの靭帯などが引っ張られて痛みが出ます。

2-2.対処法

痛みが出ない範囲で関節を動かすことが大事です。

病院ではリハビリに通う時期ですが、

「何も治療しなくても痛みが治ったよ^^」

という方がいらっしゃいます。

でも肩関節は120度くらいしか上がらず

洗濯物を干すときに難儀するそうです。

それは本当に治ったといえるのでしょうか?

お家でできる体操としては

コッドマン体操(アイロン体操)が有名です。

アイロンや水入りのペットボトルをもって振り子のように動かすだけの

簡単な体操なので痛みが出ない程度でチャレンジしてみましょう^^

 

2-3.鍼灸整骨院で出来ること

この時期に我々が出来ることはたくさんあります

①痛みを取ること

②関節の可動域を増やすこと

③ストレッチの指導

などです。

こんなことを言うと偉そうに思われるかもですが…

治療もリハビリも生活指導もできる鍼灸整骨院最強!

とか思ってしまいます(笑)

3.回復期の四十肩・五十肩

3-1特徴

回復期は痛くなりはじめて1年程度たったころに訪れます。

痛みが徐々に解消し、出来ることも増えてきます。

ここで「ある程度動くようになったから」とホッとすると

そのまま関節が拘縮し本当にそれ以上動かなくなったり再発したりします。

3-2.対処法

とにかくストレッチをすること・使うことが大切です。

適度に運動をして筋力を付けることも大事なので

ゆっくり大きく腕を動かす水泳などはお勧めです。

3-3.鍼灸整骨院で出来ること

この頃になると治療よりも検査が大事になります。

最後の制限を起こしている筋肉はどこなのか?

その筋肉はなぜ固くなるのか?

根本原因はどこにあるのか?

これらをしっかりと把握することで

患者様が自分でできるセルフケアの方法が変わってきます。

その方にあったケアの方法をお伝えすることが出来ます。

 

まとめ

四十肩・五十肩は実は発生のプロセスが解明されていません。

そして実は若い方(20代くらい)でも

「腕を挙げると肩が痛くて挙げられない」といって来院されます。

確かに良く耳にする症状名で周りにも患った方がいらっしゃることが多いと思います。

だからといって

「そのうち痛くなくなる」

「湿布を貼っていたら痛くないし様子を診よう」

そういって半年以上経って

治らないからと来院される方もいらっしゃいます。

痛みが出たらしっかり痛みに対する治療と発生した原因に対する治療を受けられることを強くお勧めいたします。

何故なら、関節が固まって腕が挙がらなくなってからでは

治療の期間や回数が大幅に増えてしまうからです!

痛くなったらすぐ整骨院!

これが四十肩・五十肩の一番の対処法だと考えています。

ページトップへ

えにし堂鍼灸整骨院 公式アプリ