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【コラム】整骨院業界に就職したらヤミだらけだった件【奈良市 鍼灸 整体】
こんにちは。
奈良市の鍼灸整体師 えにし堂鍼灸整骨院の福井です🤗
今回は施術中の患者様とするトーク内容をコラム的にご紹介したいと思います!
施術中って結構重要なことをサラッと話していることが多いので
こちらでご紹介したいと思います!
それではいってみましょう!
見つけてしまいましたね、このコラムを…
今回はちょっとヤバめの内容になってますので、本当は読んで欲しくない…
読んで「うわ!ここの先生嫌なやつやん!」って思われたくないんですけど
伝えないといけない事なので最後まで書き切りました…
どうか嫌なやつと思わないでください🙏
※あえて「軽い感じの読み物」を意識しています。
※今回はメッチャ毒を吐きます。注意して読んでください。むしろ読まんでくださいとも思ってます😂
整骨院業界に就職したらヤミだらけだった件
ついにこのテーマに触れる時が来てしまいました…
別に触れんでもいいのですが、やっぱりお伝えしておかないと
患者さんが困るし
何より、整骨院ってソンナモンって思われたくない!
なのでキッチリやっていきたいと思います!
【注意】
- 特定の院さんを悪くいうような内容ではありません。
- ご縁をいただいた患者さんがこんなところに巻き込まれるのは嫌やから「あえて」このテーマをお話しします。
- あと、最近ハマっている整体師の先生がYouTubeでどストレートにこのテーマを取り上げてたので便乗ってのもあります。
(迷惑にならないようにURL貼るのはやめておきます🙇♂️)
1.整骨院の保険の前提
まずは「整骨院で取り扱うことができる保険」について説明しておきます。
これを知っている・知らないでは大きな違いがありますからね
整骨院の健康保険は
「受傷原因・日時が明確な急性外傷にのみ有効」という大前提があるんですよ。
いわゆる
▶︎足を踏み外して捻挫した!
▶︎スポーツ中にふくらはぎを肉離れした!
▶︎物を持った時にギックリ腰になった!
こんな感じです。
そもそも対応疾患が
「骨折・脱臼・亜脱臼・捻挫・肉離れ・打撲」
これらに対する「処置と後療」を行うことができる。
ソレが柔道整復師(整骨院・接骨院の先生)の生業なんです。
上記の対応疾患はどれも「ケガ」ですよね。
「いつ・どこで・何をして・どの部位を・どんなケガをした」が明確でないと保険は適用できないんです😓
※後療はリハビリと考えていただいて大丈夫です。
なので、問診で
柔「いつ傷めたんですか?」
患「ん〜、ずっと前から痛いねん」
とか
柔「何をして痛くなったんですか?」
患「特に何をしたわけでもないんやけど痛いねん」
とか
柔「どうすると痛いですか?」
患「痛いっていうかダルくて凝ってる感じ」
こんな悩みは保険適用外になります😉
(時々「こう言ったら保険使えるんやろ!」感を滲ませている方がいらっしゃいますが、コチラもわかっちゃうんですよね💦)
2.いよいよヤミに触れましょう
じゃあ、整骨院業界のヤミってなによ?
ってことなんですけど…ここからは
- 保険適用できないものに適用しちゃうZe!
- 長期間同じところで保険申請してるから別のところを傷めたことにしちゃおうYo!
- 保険で安くずっと来てもらおうNe!
の3本立てで進めていきましょう。
①保険適用できないものに適用しちゃうZe!
これは簡単ですね。
例えば、慢性的な腰痛とか肩こり、果ては自律神経失調症なんかにまで
何でもかんでも保険適用しちゃうってことです。
どう言う事かというと…
⭐️慢性的な腰痛・肩こり
柔「ずっと痛い中でも、波がありますよね?最近で一番痛かったのはいつですか?」
患「毎日痛いけど…いつも朝起き上がる時がイタタってなるんよぉ」
柔「そうですか!じゃあ今朝の起き上がる時が痛くなったんですね!」
( `・д・)っ))ナンデヤネンッ
⭐️自律神経など
柔「自律神経は首が硬くなると乱れやすいんですよ。最近で首がしんどくなった事はありますか?」
患「そういえば、3日前に少し首が張って頭が痛かったです。」
柔「じゃあ3日前に首を傷めたんですね!首で保険取りましょう!」
( `・д・)っ))ナンデヤネンッ
ってね
何でも解釈しだいですねぇ😮💨
②長期間同じ負傷部位で保険申請してるから別のところを傷めたことにしちゃおうYo!
柔道整復師の保険は「急性外傷」が対象になっているので、
基本的には数日〜3ヶ月程で完治するものが多いです。
例えば
カッターナイフで指を切ってしまって、ソレが2年も3年も治らないなんて事は殆どの例でありませんよね?
(何らかの疾患をお持ちの方もいるので絶対ではない)
傷跡はうっすら残る可能性はありますが、基本的に数日〜数週間で治ると思います。
なので、柔道整復師の保険は3ヶ月が過ぎると「長期理由」が必要になります。
「長期理由」とは、何らかの理由で
例えば…
- 再度傷めてしまった
- 治療を行えなかった
- 高齢のため治癒に時間がかかる
などです。
じゃあ、保険適用可能期間(約3ヶ月として)を過ぎると
保険が使えなくなります。
どうする?🤔
「1ヶ月来院を空けてもらおう!」
(↑は?💢)
「別の部位を傷めたことにしてもらおう!」
(↑は?💢💢)
となります。これを「部位転がし」と言います。
※本来「部位転がし」は禁止されています。まぁやってるって事はバレないんでしょうね😓
と、いうことで
エンドレスに保険を適用して来院してもらうスンポーですな。
治す気あるんかいな…
③保険で安くずっと来てもらおうNe!
あ、やばい!
②で書いちゃった!
まぁそういうことです(笑)
保険でのんびりマッサージして
「また明日ね!」
友達かい!( ゚∀゚)っ))
まぁ、患者さんがソレでいいならいいんよ…
3.何が言いたいかっていうと
結局のところ、他の院さんの悪態をついて
何が言いたいん?
っておもてはるかと思います。
僕もおもてます
結論から言うと、
正しくないよね?
正義じゃないよね?
ってことです。
していい事をするなら良し。
相手を想ってするなら尚良し。
でも、してはいけない事をしていいような顔をするのって社会正義に反しているよね。
ってことが言いたいんですよ。
ココで言う社会正義って言うのは法律のことです。
(柔道整復師の健康保険適用については『柔道整復師法』に定められています。)
要するに…
まぁこれ以上は言うまい…
4.施術時間と料金の話
これも話しときます。
(ガメツイと思わんといてくらはい🙇♂️)
保険で施術してくれる院は大きく分けて2パターンあります。
①保険のみで施術
こう言う院さんは
ワンコインで電気とマッサージしてくれるところが多いです。(勝手な決めつけ)
時間配分は…
- 電気治療機=10分
- なんか空気で足揉むやつ=10分
- その他電気治療機系=10分ずつ
- 先生のマッサージ=10分〜15分
- 合計👉小一時間
「いやー!あそこいったら小一時間でいろいろやってくれんねん!」
ちょっと待って💦
施術自体はマッサージ10分程度やから!
『もしその短時間で治してくれる技術があるなら、凄腕やから保険だけではやらへんから!』
おっと、心の声が漏れました(笑)
ちなみに、保険診療はワンコインなんてホボホボありえないです。
コンビニで買い物して合計が777円だった!ぐらい奇跡やから!
大体が370円とか410円とかそんな感じが多いです。
(計算してないからちょっと適当ですが)
あなたのその会計、なんか多くなってないですか?
不安な場合は施術明細書(レシートの細かいやつ)もらいましょうね。
②保険+自由診療で施術
これはここ数年で増えてきたケースです。
自由診療っていうのは、保険外で色々なことをする施術です。
例えば、鍼灸・整体・特殊な電気治療機なんかが多いですね。
ウチも保険適用できる方にはこのパターンで、しっかり説明・納得してもらった上で施術させてもろてます。
(保険診療負担分+5500円+初回だけ初診料とさせていただいています)
これをする意味は
保険診療だけでは手の届かないところも含めて、全体を一人の人間と考える東洋医学に則った施術をさせていただくためです。
このパターンの院さんで気をつけないといけないのは
「いつの間にか自由診療が追加されていて毎回数千円払ってる」
という、説明のないやつです。
コレサギチャウノ?
患者さんから聞いた話では、保険診療受けてるはずが毎回2500円くらい払ってた
らしいよ。
保険と自由診療を併せる時は
どこまでが保険、どこからが自由診療って説明してもらわな
「ラーメン頼んだらチャーシューいっぱい乗っててラッキー!って思ったら、チャーシューメンの料金取られた」
みたいなことになりそう。(わかりづら😂)
まぁそんなところもあるので注意しましょう。
先生に聞きにくかったら受付で
「保険診療のはずやのに何でこんなに高いの?」
って聞いてみてください。
不安な場合は施術明細書(レシートの細かいやつ)もらいましょうね。(2回目)
③まとめると
保険のみやと、短時間&高回転でたくさんの患者さんを施術しないと
おまんま食っていかれんわけです。
まさに流れ作業!チャップリンのモダン・タイムス!
あと、そんな短時間(10分程度)で治せる技術を持った先生はほぼいないっす。
(たまに出来る凄腕の先生もいる。自分もそうなれるように勉強しなくては。自戒も込めて)
だから患者さんの貴重な時間をもろて週に3回とか来いって言われる。
回数やないんよ、回数や…
だから、自由診療と併せて施術するんですけど
コッチはコッチで説明のないところが多い😓
患者何やとおもとんねん!😡
まとめ
まぁこんな感じで色んな整骨院・接骨院があります。
これからは、柔道整復師が正しく保険診療を行なっていくこと。
患者さん側も正しい知識を持ち、おかしいことにおかしいと疑う事。
(Google検索ですぐ出てきますので調べてみましょう)
そんな世の中になってくれたら嬉しく思う。
そして何より…
この毒吐きコラムが誰の目にも止まらない事を願う!!
ということで、長文駄文失礼しました。