健康保険が使える場合とは？

• 骨折
• 不全骨折
• 脱臼
• 捻挫
• 打撲
• 挫傷（肉離れ）

健康保険は、負傷原因が急性または亜急性（急性に準ずる）の上記のような外傷性の負傷のみに適用されます。ただし、柔道整復師は医師ではないため施設にレントゲンの設備を置いたりレントゲンを撮ったりすることはできないため、基本的に骨折・不全骨折・脱臼は医師の同意が必要です。

急性の捻挫・打撲・挫傷は、医師の同意がなくても受けることはできます。ただし、下記のような場合はその理由を書面で出さなければなりません。

• 3ヵ月以上の長期にわたる施術が必要な場合
• 一度の施術が4部位以上となる場合

健康保険の対象外となる施術

• 慢性的な痛みを伴う肩こりや腰痛
• スポーツ等による肉体疲労を和らげるためのマッサージ
• 過去の交通事故等が原因による頚部・腰部等の疼痛
• 脳疾患後遺症等の慢性病のリハビリやリウマチ・関節炎等の神経性疼痛

上記の場合は、保険適用外となります。また、医師から継続して治療を受けている症状で、同時期に接骨院・整骨院で施術を受けたものについても、健康保険の対象にはなりません。

具合と原因を伝える

打撲や捻挫は、医師の同意がなくても保険適用で施術を受けることはできますが、骨折や脱臼は、応急処置でない限り医師の同意が必要です。また、いつから症状が出始めたのかも正確に伝える必要があります。

領収書を必ず受け取る

整骨院を利用した際は、必ず領収書を受け取って保管しておきましょう。領収書には、自分の医療費負担分が記載されています。また、医療費控除を受ける際にも必要です。

はしご受診を控える

健康保険の施術を受ける際には、病院との重複受診やはしご受診をしないように気をつけましょう。不調が改善しない場合にされがちな受診方法ですが、医療費が高額になり、健康保険が適用されない可能性が高いです。

療養費支給申請書の内容を確認する

柔道整復師から保険適用範囲の施術を受けた場合、柔道整復師が「療養費支給申請書」を作成し、施術を受けた側が内容を確認して署名をすることとなっています。療養費支給申請書には、保険証番号や負傷名、負傷原因、施術の内容・部位・回数、自己負担額などが記載されています。これらの項目をよく確認し、必ず自分で自署（サイン）をしましょう。利用者側が申請内容をしっかり確認することは、申請の間違いや水増し請求などの万が一の悪用を防ぐことができ、結果として医療費のムダを省くことにもつながります。

奈良で整骨院をお探しでしたら、えにし堂鍼灸整骨院へお越しください。整骨（柔道整復）による保険適用での施術のほか、鍼灸における保険適用施術も対応しています。鍼灸の場合、神経痛やリウマチ、腰痛症、五十肩、頚椎捻挫後遺症などが保険適用の施術として挙げられます。